看護部 専門看護師・認定看護師の活動
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専門看護師と認定看護師は公益社団法人日本看護協会の認定審査に合格した看護師です。
専門看護師は、ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することを認められた者のこと、認定看護師はある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた者のことをいいます。
恵佑会では専門看護師・認定看護師の活動は配属部署にとどまらず、各委員会の中心的な役割を担い多職種チーム医療の調整の役割を担っています。 看護スタッフへの知識・技術の伝達や丁寧な指導を行うことで、看護のレベルアップに寄与するよう努めています。 また、看護研究・学会発表にも積極的に取り組んでいます。
専門・認定看護師会
2006年に当時3名の認定看護師で認定看護師会を発足し、恵佑会の看護の質の向上を目指し活動を開始しました。
現在は専門看護師も加わり、専門・認定看護師会として16名のメンバーで活動しています。 定期的に会議を行い、各分野の活動を推進していくための相互応援や共同研修の企画検討などディスカッションを行いながら交流を深めています。
がん看護外来
がん専門看護師・がん放射線療法認定看護師・緩和ケア認定看護師・がん化学療法認定看護師が行っています。 がんの症状や生活の不安や悩み、がん治療に伴う副作用症状のコントロールについて、患者さんと一緒に解決策を考えます。
総合看護サポートチーム(Comprehensive Nursing Support Team:CONSチーム)
主に専門看護師・認定看護師で構成されているチームです。
看護に難渋する患者さんの問題解決のために総合的にサポートする活動をしています。 さまざまな症状や精神的な問題など、複合的な症状の問題をどこから手当てすべきか悩むときに、絡み合った糸をほどくお手伝いをします。 依頼を受けるとまずチームカンファレンスを行います。 依頼内容を総合的な視点で分析しプランニングを行い、メンバーの専門スキルを活かした適切なケアを提供します。 さらに、他の専門家へのコンサルテーションを行います。 また、患者さんが医師から「がん」と診断されるときや今後の方針の説明時に同席し、意思決定の支援を行っています。
特定認定看護師
特定認定看護師とは、「特定行為に係る看護師の研修制度」に定められている研修を修了し、厚生労働省に登録された特定行為(医行為)を実施できる認定看護師のことをいいます。
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がん看護専門看護師 | 高田 千秋 村田 友香里 |
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看護相談外来でがん相談を担当しています。がんと診断されてからの心と体の辛さを少しでも和らげるお手伝いをさせていただきたいと思います。当院の入院中、外来通院中の患者さんとご家族をはじめ、他院通院中の方からのご相談もお受けしております。 院内の看護師や医師、ソーシャルワーカーだけでなく、地域のケアマネジャーや訪問診療・訪問看護などとも連携しながら支援を行いたいと考えています。今まで歩まれてきた人生と今後の希望について、患者さんやご家族からお話をうかがいながらこれからについて一緒に考えていきたいと思います。 | |
緩和ケア認定看護師 | 渡辺 由美 田邊 真知子 |
「緩和ケア」は、がんと診断されたときから行う、身体的・精神的な苦痛をやわらげるためのケアです。当院の緩和ケアは、「早期から苦痛をとって良い生活を過ごす」という理念のもとに、緩和ケア病棟と緩和ケアチームが中心となり、よりよい医療とケアの提供を目指しています。私たちはさまざまな苦痛を抱える患者さんや、患者さんの大切な方に寄りそい、病院やご自宅、どこにいても自分らしい生活が送れるようにサポートしたいと考えています。お一人お一人の歩んでこられた人生や生き方を尊重し、全人的苦痛の緩和に努め、患者さんや患者さんの大切な方のさまざまな悩みを一緒に考えながら、希望に沿った看護を提供できるよう努めていきたいと思っています。 | |
皮膚・排泄ケア認定看護師 | 坂本 理和子 四ノ宮 晴美 |
ストーマや褥瘡などの創傷や失禁で悩まれている患者さんのケア、WOC領域についてスタッフと患者さんとの調整やアドバイスを行っています。診療科や部署に限らず院内を横断的に活動しており、多数のお声かけをいただいています。 オストミーケアではストーマサイトマーキング、術後の精神的サポート、ストーマ装具の選択、ストーマ周囲のスキントラブルのケア、創傷ケアでは全身のスキントラブルに対するケア、褥瘡の予防・発生後のケア、離開創、瘻孔ケア、MDRPUおよびスキンテアへのケア、失禁ケアでは主にIAD(失禁関連性皮膚炎)の予防やケアを行っています。 外来患者さんに対しては、「WOCケア外来」においてスキントラブルのケア、退院後のフォローアップやご家族へのアドバイス、他院からのご依頼(主治医より文書等によるご依頼がある場合)もお受けしています。 | |
がん化学療法看護認定看護師 | 岩村 千晴(がん薬物療法看護特定認定看護師) 京野 泉 |
抗がん剤による副作用やがん治療による不安などの苦痛をできるだけ緩和し、患者さんが自分らしい生活を送りながら治療を継続できるようサポートすることを心がけています。患者さんやご家族に寄り添う看護を目指してまいります。特にアピアランスケア(外見変化へのケア)に力を入れ取り組んでいます。 抗がん剤・分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害剤など日々進歩する薬剤の最新知識を得るよう努力し、患者さんが安全に治療を受けられるよう準備・医療スタッフとの調整を行い、院内の化学療法看護の向上に寄与できるよう活動を行っています。 | |
感染管理認定看護師 | 伊藤 由佳 松井 大輔 馬場 恵 石浜 太一 |
院内の感染対策チーム、看護部感染対策委員会メンバーと連携をとりながら、医療関連感染の発生を未然に防ぐための活動を行っています。感染対策の検討、職員への伝達、評価を繰り返しながら患者さんとご家族を含む来院者の方、職員の感染防止のため、日々取り組んでいます。 | |
がん放射線療法看護認定看護師 | 三戸 朋美 |
放射線治療科外来に勤務し、患者さんやご家族の治療に関する意思決定のお手伝いができること、安全かつ安心して治療が受けられるような看護を提供できることを目標に活動しています。 「その人らしさ」を大切にしながら治療に向き合っていただけるよう、医師と協働しながら治療中のサポートをしていきたいと考えています。治療に伴う不安や心身の苦痛が少しでも軽減できるよう患者さんとご家族に寄り添い、長期間にわたる放射線治療の伴走者となれるよう努力してまいります。 | |
手術看護認定看護師 | 吉田 奈緒 山崎 尚(手術療法看護特定認定看護師) |
現在は入院してから手術を受けるまでの期間が短くなってきていますので、手術を受ける患者さんやご家族に寄り添い、少しでも安心して手術を受けられるように一緒に考えていきたいと思います。未知の世界である手術室に来ていちばん不安の強い時間に寄り添い、少しでも不安や緊張をほぐせるような存在になれるよう努めてまいります。 手術決定から退院まで、他分野の専門・認定看護師や多職種との連携をはかり、当院で手術を受ける患者さんが安心・安全な手術を受けられるよう、手術看護の質の向上をめざして活動したいと考えております。 |
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がん看護専門看護師 村田 友香里
看護相談外来でがん相談を担当しています。 がんと診断されてからの心と体の辛さを少しでも和らげるお手伝いをさせて頂きたいと思います。 当院の入院中、外来通院中の患者さんとご家族をはじめ、他院通院中の方からのご相談も受けております。
院内の看護師や医師、ソーシャルワーカーだけではなく、地域のケアマネージャーや訪問診療・訪問看護などとも連携しながら支援を行いたいと考えています。
今まで歩まれてきた人生と今後の希望について、患者さん・ご家族からお話を伺いながらこれからについて一緒に考えていきたいと思います。
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緩和ケア認定看護師 渡辺 由美
緩和ケア病棟開設時から約15年間緩和ケア病棟で勤務しました。緩和ケア病棟や外来においてたくさんの患者さん・ご家族と関わらせていただき、多くの学びを得ることができました。
患者さんの苦痛の緩和、患者さん・ご家族の希望に沿った看護を提供できるよう努力したいと考えています。
現在は看護部長としての活動が中心となりますが、専門・認定看護師の相談を受けながら現場の看護の質が向上することを目指しています。
緩和ケア認定看護師 田邊 真知子
緩和ケア病棟に所属し、患者さんとご家族のケアをさせていただいています。
緩和ケア病棟は大切な患者さんとご家族の望むことや辛さは何かを第一に考えて関わる場所でありたいと思っています。そして、病気を持ちながらも自分らしく生きる。痛みなどのからだの苦痛、こころのつらさができる限り和らぎ、これからのことを考える。そのためのお手伝いをさせていただきたいと考えています。
お一人おひとりの歩んでこられた人生や生き方を尊重し、病院やご自宅、どこにいても自分として生きる時間を持てるように。いつものほほえみを絶やさずに過ごせるように、一緒に取り組んでいけたらと思っています。
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緩和ケア認定看護師 渡辺 由美
緩和ケア病棟開設時から約15年間 緩和ケア病棟で勤務しました。緩和ケア病棟や外来においてたくさんの患者さん・ご家族と関わらせて頂き、多くの学びを得ることが
出来ました。
患者さんの苦痛の緩和、患者さん・ご家族の希望に沿った看護を提供できるよう努力したいと考えています。
現在は看護部長としての活動が中心となりますが、専門・認定看護師の相談を受けながら現場の看護の質が向上することを目指しています。
緩和ケア認定看護師 山崎 美惠
(訪問看護ステーション恵佑会)
当訪問看護ステーションは平成25年4月から再開し、管理者として着任致しました。私は、長年訪問看護に従事し、そのうちの半分以上を在宅緩和ケアに関わらせて頂いています。
在宅療養されるすべての利用者さま、ご家族がその人らしく安心して自宅で過ごせるように支援しています。院内の認定看護師をはじめ多職種と連携しながら、がんと診断された時期、治療期、終末期をはじめ最期まで自宅で過ごしたいと希望される患者さま、ご家族の想いを叶えられるように、意思決定支援、症状コントロール、家族ケアなど専門的なケアをしています。また、地域の医療、介護、福祉の他施設とのつながりも大切にして地域貢献できるように日々、自己研鑽しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 坂本 理和子
日々、院内での皮膚・排泄ケア分野の質の向上に努めています。
電子カルテ等の依頼を受け、入院中の患者さんやWOC(創傷・オストミー・失禁)ケア(ストーマ外来、完全予約制)外来において、ストーマ、創傷・瘻孔・ドレーンなどの管理(医師の指示による)、失禁ケア(主にスキンケア)を行っています。具体的には、直接的なスキンケア、セルフケア指導、ご家族の方へのアドバイス、外来では退院後のフォローアップを行います。継続ケアの質の向上を目指し、定期的なカンファレンスやスタッフへの指導も行っています。
褥瘡の予防策としてキネステティクスを取り入れ、質の良い動きのサポートを実践し、キネステティクスの概念を用いてスタッフへアドバイスを行っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師 四ノ宮 晴美
現在、褥瘡管理者として活動し、褥瘡及び医療関連機器で起こる皮膚トラブルの予防とケアを担当しています。
主に看護師からの相談を受け、患者さんにとって最善な方法を考えながら看護師、患者さんおよびそのご家族へ指導、看護実践を行っています。
院内教育ではスキンケアに対する知識、技術の向上を目指し、研修会の開催を行い、組織を通してスキルアップができるよう努力しています。
がん化学療法看護認定看護師 岩村 千晴
腫瘍内科外来・通院治療室で、内服・点滴の抗がん剤治療を患者さんが安心して受けられるようにするための準備・医療スタッフの調整、点滴中の投与管理、副作用マネジメントを行っています。副作用による苦痛が最小限で過ごせ、患者さんが自分らしい生活を送りながら治療が受けられるようにお手伝いをしていきたいと考えています。
外見変化(脱毛・爪の変化)、妊孕性温存やがんゲノム医療についての情報提供も行っています。
がん化学療法認定看護師 福井 菜々
通院治療室に勤務しており、外来で治療を受ける患者さんのケアを中心に行っています。治療で生じる副作用や不安などの苦痛をできるだけ緩和し、自分らしい生活を送りながら、治療が継続できるようスタッフとともにサポートしていきます。また、患者さんやご家族の心に寄り添う看護を目指しています。
分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬といった新しい薬剤が増えるなか、安全、確実に実施できるように、多職種と協働しながらがん薬物療法看護に取り組んでいきます。
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がん化学療法看護認定看護師 福井 菜々
通院治療室に勤務しており、外来で治療を受ける患者さんのケアを中心に行っています。治療で生じる副作用や不安などの苦痛をできるだけ緩和し、自分らしい生活を送りながら、治療が継続できるようスタッフとともにサポートしていきます。また、患者さんやご家族の心に寄り添う看護を目指しています。
分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬といった新しい薬剤が増えるなか、安全、確実に実施できるように、多職種と協働しながらがん薬物療法看護に取り組んでいきます。
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がん放射線療法看護認定看護師 三戸 朋美
放射線治療は治療技術の進歩とともに、幅広く適応されるようになりました。病気を治す、症状を和らげるなどがん医療において重要な役割を担っていますが、「放射線」という言葉に不安や恐怖感を抱く患者さんが多いのも現状です。
患者さんやご家族のそれぞれの想いに耳を傾け、「その人らしさ」を大切に医師や放射線技師などと協働しながら、納得した上で安心して治療に向き合っていただけるようサポートをしていきたいと考えています。
治療前の不安や治療に伴う心身の苦痛が少しでも軽減するよう患者さんとご家族に寄り添い、長期間にわたる放射線治療の伴走者となれるよう日々努力してまいります。
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手術看護認定看護師 吉田 奈緒
- 患者さんにとって大きなイベントである手術を安心、安全、安楽に終えられるように日々看護実践しています。現在は入院してから手術を受けるまでの期間が短くなってきていますので、手術を受ける患者さんやご家族に寄り添い、少しでも安心して手術を受けられるように一緒に考えていきたいと思います。
- 未知の世界である手術室に来て一番不安の強い時間に寄り添い、少しでも不安や緊張をほぐせるような存在になれるよう努めてまいります。また手術室でどのような看護が行われているのかをたくさんの方に知っていただけるように活動していきたいと思います。
手術看護認定看護師 山崎 尚
手術看護は手術で使用される器械や、麻酔、手術体位の知識など、専門性が高いですが、それだけではなく、感染対策や皮膚トラブル予防、化学療法に関する知識等、幅広い知識が必要です。
手術のことだけにとらわれず広い視野を持ち、手術決定から退院まで、他分野の専門・認定看護師、多職種と連携を図り、当院で手術を受ける患者さんが安心・安全な手術を受けられるよう手術看護の質を向上できるように活動したいと考えております。