vol.21 恵佑会歯科口腔外科クリニック

恵佑会歯科口腔外科クリニックは、恵佑会札幌病院の歯科口腔外科の外来診療を札幌市の中心街で行うことを目的に、2008年に開設されました。一般歯科においても、専門性の高いきめ細かな診療を目指しています。

診療にあたっているのは、歯科口腔外科専門医の中嶋賴俊院長と、主にインプラント担当の石山司医師（恵佑会札幌病院より木曜と土曜に診療）。他に歯科衛生士2名、受付1名が常勤しています。

最大の特徴は恵佑会札幌病院との連携治療。「外来で可能な手術や処置はクリニックで行いますが、MRIなどの画像検査、入院の必要な処置や全身麻酔下手術は、札幌病院で行います」と中嶋院長。札幌病院との連携で活用しているのが、クリニックのパソコン端末から札幌病院の電子カルテシステムにアクセス可能なVPN（Virtual Private Network）。クリニックから直接、検査オーダー、入院予約などが可能です。

開設から８年を経て、札幌の中心部で高度な治療が受けられるという評判が浸透し、今では年間初診患者数が1,100人を超すまでになりました。「多くの一般歯科から紹介を受けているのも特徴です。近隣はもとより、千歳や苫小牧、後志地方、遠くは稚内などからも患者さんが訪れています」

初診時の主訴の多くは、埋状歯や顎関節症、口腔腫瘍などの口腔外科的疾患や、ドライマウス、舌痛症、口腔粘膜疾患など口腔内科的疾患で占められています。

クリニックでは昨年、従来の2次元X線撮影と、3次元のCT撮影の両方を兼ね備えた歯科用の新しいCT装置を導入しました。「放射線の被曝を必要最小限にとどめながら、より精密な画像を得ることが可能です。たとえば親知らずの抜歯などにおいても、手術時の侵襲を抑えることができ、患者さんの身体的負担の軽減につながっています」

恵佑会歯科口腔外科クリニックは、今後も札幌病院との連携を円滑に取りながら、一般の歯科ではできない高度な治療で、歯とお口の健康に努めていきます。

恵佑会歯科口腔外科クリニック

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